雪上のフィギア

Life

40年ぶりの大寒波で辺り一面雪に覆われ、僕が住むまちも雪国のような風景に。休みの日に、滅多にない事なのと、案外と寒さに強いことが手伝って、近所を散歩してみようと外へ。天気予報通りに寒さは一段落したようで、積もっていた雪も溶け始めていて、車道を走る自動車の数が日常へ戻りつつあることを知らせていた。それでもチェーンをはいた車が「ゴロゴロ」と音をたてながら僕の横を通り過ぎ、横着をして?チェーンを付けていないヤンキーの車なんかは、雪に足下をとられ天然のドリフトを披露。僕もああはなるまいと小股で、普段活躍しない脚部の筋肉をフル動員して歩く、そして歩く。。。風景を愉しむための散歩が足腰の鍛錬へと変わるまでにはそれほど時間を要しなかったことはご愛敬ということで(笑)。

白くなった街の景色を楽しむはずだたのが、足下に注意しながら歩いていると視線は徐々に下がっていき、ついつい道路ばかりを見てしまうことに。そうすると、次第に道路に出来た雪の模様が気になってきて、自動車が残した轍(わだち)が面白い線を描いていることを発見。むかし、フィギアスケートの由来を調べたことがあって、あちこちで見られる轍は、そのことを思い起こさせた。フィギアには「図形」の意味があって、リンクの上を図形を描くように滑る様からそう呼ばれる様になったとか。散歩で出会った、雪上のタイヤの描線はアノニマスなフィギア。もっと言えば、ストリートに天然でできたグラフィティ・・・。残雪の街の風景が、文字通りのストリートアートに変わるのに、それほど時間を要しなかったのは云うまでもありません。

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